日本の食文化は戦後60年を経て、大きく変化しました。 米食からパン食へ、さらに食生活の欧米化に伴い動物性タンパク質の摂取量が戦前の約2.5倍と言われております。
その為に、糖尿病を含めたガン・脳卒中・心臓病の生活習慣病は、 予備軍も含めると日本人の4人に1人　という驚くべき数字になっています。

　現在日本には、維持透析患者が20万人。糖尿病が原因の糖尿病性腎症で腎臓透析をうける患者数が増加傾向にあり、数年前から糖尿病性腎症が1位を占めるようになりました。 糖尿病性腎症の食事療法は血糖値のコントロールをすることに加えて、 血糖の管理、低タンパクにすることなどがポイントです。何よりも食品成分を知ってコントロールすることが大切です。

実は私は腎臓が悪くネフローゼを患っております。
入院４ヶ月生活の中で、食事は腎３と呼ばれた食事が出てきました。腎３とは、
腎臓の患者の中でも一番制限が多くて、蛋白・塩分など通常の方の3分の１位でした。
塩分は慣れてきましたがご飯がきつかったです。
ガリガリに削ったお米で、丼でも口の中に粒が残るぐらいでした。

退院をしても数値が下がらず、一生食事制限はしております。（現在も通院中です）
そんな時　農業の研修会で偶然知り合った方に低タンパク米を教えていただき、試食しました。
当時食べていたご飯とほとんど変わらなかったのです。しかもそのお米は種子用でしたので、食用よりは落ちるものでした。それから自分でも作ってみて試食をしようやく販売できるようになりました。

私もこれからも食事制限は続きます。このお米と共に自主管理をし頑張ってまいりますので、是非一度御賞味下さい。